For … Step … Next は応用が利く
繰返し制御文 |
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For Next |
For Next 入れ子 |
For Step Next |
For Each Next |
Exit For 強制終了 |
Do While Loop |
Do Until Loop |
Do Loop While |
Do Loop Until |
Exit Do 強制終了 |
For Step Next を使ったプログラムを作成します。
For Step Next を使うことによって、たとえば、1~100までの和、奇数の和、偶数の和を簡単に求めることができます。応用範囲が広いので、使う機会が多いと思います。
For Step Next の書式は次のようになります。
開始値は繰返しを始める整数で、終了値は繰返しを終える整数です。Stepの数値は繰返し変数の増減値を指定します。
1ずつ増加させるときは、Step 1 になりますが、Step 1 の時は省略するのが普通です。
For 繰返し変数 As Integer = 開始値 To 終了値 Step 数値 .......... ....... .......... Next
次の例では、変数 i は 1 から開始して、Step 2 なので、 i は、1 → 3 → 5 → 7 → 9 のように増加していきます。終了値が 10 になっているので、i は 9 までが実行された後、Next の次行に制御が移ります。
For i As Integer = 1 To 10 Step 2 ....... Next
For Step Next サンプルプログラム1
For Step Next を使って、1~10までの和を求めるプログラムを作成します。Step を1ずつ増加させるので、Step 1 を省略します。
Console.Writeは、Console.WriteLineと違い、画面表示のときに改行しません。
ソースリストの枠内をクリックすると全選択できます。
Module Module1 Sub Main() Console.Write("* 1~10までの") Console.WriteLine("整数の和を求める *") ' 変数の宣言 Dim sum As Integer = 0 ' 1~10までの和を求める For i As Integer = 1 To 10 sum = sum + i Next ' 合計を表示 Console.WriteLine() ' 1行空白にする Console.Write("1~10までの和は ") Console.Write(sum) Console.WriteLine(" です") Console.WriteLine() End Sub End Module
For Step Next サンプルプログラム2
For Step Next を使って、1~100までの偶数の和を求めるプログラムを作成します。
繰り返し変数 i は初期値を2に設定し、Step値には 2 を指定するので、変数 i は、2, 4, 6, 8, … 100 と、2ずつ増加していくので、その変数 i を加算していけば、1~100までの偶数の和を求めることができます。
Module Module1 Sub Main() Console.Write("* 1~100までの") Console.WriteLine("偶数の和を求める *") ' 変数の宣言 Dim sum As Integer = 0 ' 1~100までの偶数の和を求める For i As Integer = 2 To 100 Step 2 sum = sum + i Next ' 合計を表示 Console.WriteLine() ' 1行空白にする Console.Write("1~100までの偶数の和は ") Console.Write(sum) Console.WriteLine(" です") Console.WriteLine() End Sub End Module
【練習】For Step Next を使って、1~100までの奇数の和を求めるプログラムを作成してください。偶数と同様 変数iに注目すれば簡単です。
次回は、For … Next 二重ループ を使って、九九算表を表示するプルグラムを作成します。
次回:For … Next 二重ループ |
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