代入演算子 =
変数に値を設定するときは = を使います。= のことを代入演算子と言い、数学で使う等号とは意味が違います。
右辺(右側)の値を左辺(左側)の変数に代入することを意味しています。
文字列は ""で囲む
では、まず文字列の代入から始めます。
文字列変数に文字列を代入するときは、"" で文字列を囲む必要があります。
数値の場合には、数値をそのまま記述し、数値変数に代入できます。
' 文字列変数の宣言と代入 Dim str As String = "文字列です" Dim moji As String = "あ" Dim hinmei As String = "柿の種" ' 整数変数の宣言と代入 Dim kingaku As Integer = 1250
str変数の中身は、文字列です になります。
kingaku変数の中身は、1250 になります。
変数に値を代入するときは、宣言と同時に代入するほうが、ミスが少なくなり安全です。
次のように、宣言だけして、後から文字列や整数を代入することもできますが、通常は宣言と代入を同時にしてください。
' 文字列変数の宣言 Dim str As String ' 整数変数の宣言 Dim kingaku As Integer ' 文字列変数に初期値を代入 str = "文字列です" ' 整数変数に初期値を代入 kingaku = 1250
代入する値が未定のときは、とりあえず、文字列変数は空文字列で初期化し、整数変数は0で初期化します。
' 文字列変数の宣言と代入 Dim str As String = "" ' 整数変数の宣言と代入 Dim kingaku As Integer = 0
右辺は、文字列だけではなく、文字列変数を使うことができます。
' 文字列変数の宣言と代入 Dim before As String = "Visual Basic" Dim after As String = "" ' before変数の文字列をafter変数に代入 after = before
after変数は、Visual Basic になります。
代入演算子を使ったサンプルプログラム
次に変数を宣言して、代入演算子を使って、画面に文字列を表示する簡単なプログラムを作成します。
変数の宣言と同時に初期値を代入します。
画面に文字列を表示するときは、
- Console.WriteLine("文字列")
- Console.WriteLine(文字列変数)
のように、Console.WriteLine() メソッド(関数)を使います。
ソースリストの枠内をクリックすると全選択できます。
Module Module1 Sub Main() ' 文字列変数の宣言と代入 Dim str1 As String = "1行目の文字列" Dim str2 As String = "2行目の文字列" Dim str3 As String = "3行目の文字列" ' 文字列の表示 Console.WriteLine(str1) Console.WriteLine(str2) Console.WriteLine(str3) End Sub End Module
プログラムが完成したら、[Ctrl]キーを押したまま、[F5]キーを押して、このプログラムを実行してください。次のように表示されたら完成です。
【練習】文字列変数を使って、いろいろな文字列を表示するプログラムを作ってください。