数値型
引き算をするためには、減算演算子 - を使います。変数には、Integer型やLong型などの数値型を指定する必要があります。
数値型については、加算演算子を参考にしてください。すべてのデータ型については、データ型の概要 (Visual Basic) を参考にしてください。
減算演算子を使ったサンプルプログラム
Integer型の変数に整数を代入して、減算演算子-を使ったサンプルプログラムを作成します。
変数を宣言したら、同時に初期値にゼロなどを代入しています。
減算演算子 - は、a - c - d のように、いくつも連続して書くことができます。
ソースリストの枠内をクリックすると全選択できます。
Module Module1 Sub Main() ' 整数値変数の宣言と初期値代入 Dim anser As Integer = 0 ' 減算 ' anserは 3 anser = 5 - 2 Console.WriteLine(anser) ' anserは -2 anser = 0 - 2 Console.WriteLine(anser) ' 整数値変数の宣言と代入 Dim a As Integer = 3 Dim b As Integer = 12 ' anserは -9 anser = a - b Console.WriteLine(anser) ' 負の整数を使った減算 Dim c As Integer = -1 Dim d As Integer = 4 ' anserは 0 anser = a - c - d Console.WriteLine(anser) End Sub End Module
余計な変数を宣言しない
変数の使い方の応用として、一度演算に使った変数に、演算結果を代入する例を加算演算子でも紹介しましたが、減算演算子でもまったく同じように記述できます。
この方法を使うと、anser = i - 1 を、 i = i - 1
のようにプログラミングすることで、anser変数を宣言せずに済みます。
Module Module1 Sub Main() ' 整数値変数の宣言と初期値代入 Dim i As Integer = 10 ' i変数から1を引いて、再度i変数に代入 i = i - 1 Console.WriteLine(i) ' i は 9 ' さらにi変数から1を引いて、再度i変数に代入 i = i - 1 Console.WriteLine(i) ' i は 8 End Sub End Module
他の算術演算子と同様に、新たに変数を宣言する必要がなく、また便利なのでプログラムでは良くみかけます。新たな変数をひとつ宣言しないで済み、慣れれば便利です。
このような場面は数多くあるはずです。機会があったら積極的に使いましょう。