文字列変数の宣言
文字列を画面に表示するためには、変数を使うことです。文字列変数を使えば、様々な文字列を画面に表示できるます。
変数を使うためには、最初に変数を宣言する必要があります。変数を宣言したら、その変数に文字列を設定(代入)します。文字列を変数に設定するためには、代入演算子 の = を使います。
文字列変数を使うためには、使う前に変数の宣言をする必要があります。
まず、行の先頭に Dim と書きます。
次に、先頭文字を英文字とした変数名を書きます。変数名は、誰が見ても分かりやすい名前を付けます。その後ろに、As String と書けば、文字列を代入できる文字列変数になります。
たとえば、As str と入力すれば、次のような入力候補が表示されます。この機能のことをインテリセンスといい、すぐに文字列データ型 String を選択できる。
先頭に Dim を記述した変数は、ローカル変数と呼ばれ、Sub Main() と End Sub の間に記述する必要があります。そして、この宣言の後、End Subまでの間で、この変数を使うことができます。
ローカル変数名は後から見ても分かりやすい名前にし、一般に先頭文字には英小文字を使います。特殊文字など変数名に使えない文字もあるので、通常は英数字で命名してください。
変数を宣言したら、できるだけ宣言時に初期値を代入してください。
文字列型の変数の初期値が未定のときは、次の例のように、空文字列を設定してください。
Dim mojiretsu As String = ""
変数に文字列を代入するときには、文字列を "" で囲みます。
Dim mojiretsu As String = "VBラーニング"
キーボードから入力した文字列を変数に保存すれば、さまざまに加工して、画面に表示することができます。
文字列変数を宣言するサンプルプログラム
Sub Main() と End Sub の間に文字列変数を宣言するサンプルプログラムです。
なお、' 文字列変数の宣言や、' 以下省略 の行はコメントであり、プログラムの実行に影響はありません。
コメントは、' で始めます。' 以降の行末までがコメントになります。
コメントはできるだけ簡潔に、しかもマメに記述するように心がけてください。後から修正するときや、機能を追加するときに、とても役に立ちます。
詳細:コメントの書き方 |
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ソースリストの枠内をクリックすると全選択できます。
Module Module1 Sub Main() ' 文字列変数の宣言・初期値の設定 Dim str1 As String = "" Dim str2 As String = "" Dim str3 As String = "文字列です" ' 以下省略 End Sub End Module
データ型は、たくさん用意されています
必要に応じてその都度紹介します。
たとえば、データ型をIntegerにすれば、整数を代入できます。文字列を代入するとエラーになり、プログラムを実行できません。
Dim kakaku As Integer = 0
kakakuは整数型の変数です。こちらも変数名の先頭文字は英小文字にします。
整数型変数の初期値が未定のときは、0 を設定してください。