除算演算子は / (スラッシュ)
数値を除算するためには、除算演算子 / を使います。÷は使えません。
0で割ることもできません。プログラムが正しくても、0で割ると実行時にエラーになります。
/ を使う時はデータ型に注意してください。たとえば、整数同士の 10 / 5 でも、結果(商)は、Double型になります。
Double型は、-1.79769313486231570×10の38乗 ~ 1.79769313486231570×10の38乗の実数を代入することができます。
ただし、すべての数を正確に表現できないので、わずかですが誤差出るケースがあります。したがって、金額計算では、別の型を使うのが普通です。
このあたりのことを勉強したい方は、浮動小数点数型と誤差などが参考になります。
Dim anser As Double
この演算子のほかに、整数どうしの割り算をする特別な整数除算演算子 \ があります。変数は商も含めて、すべて整数型になります。
除算演算子 / を使ったサンプルプログラム
除算演算子 / を使ったサンプルプログラムを作成します。 データ型に注意しましょう。
分母には、0を代入できません。
ソースリストの枠内をクリックすると全選択できます。
Module Module1 Sub Main() ' 実数型変数の宣言と代入 Dim anser As Double = 0 ' 除算 ' anserは 5 anser = 10 / 2 Console.WriteLine("10 / 2 = " & anser) ' anserは 12.5 anser = 25 / 2 Console.WriteLine("25 / 2 = " & anser) ' 実数型変数の宣言と代入 Dim a As Double = 24 Dim b As Double = 7 anser = a / b ' anserは 3.42857142857143 Console.WriteLine("a / b = " & anser) ' 負数を使った例 Dim c As Double= -10 Dim d As Double = 8 'anserは -1.25 anser = c / d Console.WriteLine("c / d = " & anser) ' 演算に使った変数に再度代入 c = c / 3 ' cは -3.33333333333333 Console.WriteLine("c / 3 = " & c) End Sub End Module
0を使った除算のサンプルプログラム
0を使った除算には注意してください。演算結果は次のようになります。分母には、0以外の実数値を代入する必要があります。
Module Module1 ' 0を使った除算 Sub Main() Console.WriteLine(" 0を使った除算の演算結果") ' 実数型変数の宣言と代入 Dim anser As Double = 0 ' anserは 0 anser = 0 / 10 Console.WriteLine("0 / 10 = " & anser) ' anserは Infinity(無限大) anser = 10 / 0 Console.WriteLine("10 / 0 = " & anser) ' anserは NaN (非数値) anser = 0 / 0 Console.WriteLine("0 / 0 = " & anser) End Sub End Module