Space関数
Space関数は、引数に指定した数だけ半角の空白文字列を返してきます。
このSpace関数を活用すれば、表示文字列を見やすい書式に編集することができます。
空白文字列の簡単な例
Space関数の引数にマイナス整数を指定できません。
引数にゼロを指定したときは、長さ0の文字列を返します。空白文字列は返しません。次の例を見ればよく分かります。
"Visual" & Space(0) & "Basic" ' VisualBasic "Visual" & Space(1) & "Basic" ' Visual Basic "Visual" & Space(2) & "Basic" ' Visual Basic "Visual" & Space(3) & "Basic" ' Visual Basic "Visual" & Space(4) & "Basic" ' Visual Basic "Visual" & Space(5) & "Basic" ' Visual Basic
掛け算の九九表を表示するサンプルプログラム
掛け算の九九表を表示するプログラムを作成します。2次元配列に九九すべての演算結果を保管してから、見やすくなるように、Space関数で空白文字列を追加しながら、九九表を表示します。
ソースリストの枠内をクリックすると全選択できます。
Module Module1 Sub Main() ' 2次元配列文字列変数の宣言 Dim kuku(8, 8) As Integer For i As Integer = 1 To 9 For j As Integer = 1 To 9 ' 各段の計算と表示 kuku(i - 1, j - 1) = i * j Next Next ' 結果の表示 For i As Integer = 1 To 9 Console.WriteLine(i & Space(1) & "の段") For j As Integer = 1 To 9 Console.Write(i & "x" & j & "=") If i * j < 10 Then ' 1桁の時空白を入れて桁を揃える Console.Write(Space(1)) End If Console.Write(i * j) Console.Write(Space(2)) Next Console.WriteLine() ' 改行 Next End Sub End Module
実行結果