Sub 構文

Public Sub と始めるのが普通です。Function プロシージャ同様に、Public を書くと覚えてください。Public のことをアクセス修飾子と言いますが、Public 以外の修飾子は、「やさしいVB文法」では使いません。

難しいですが、修飾子の詳細はこちらです。 → アクセス修飾子

関数名は先頭文字を英字にすれば、自由に命名することができますが、普通は先頭文字を英字大文字にして、処理内容が分かる名称を付けます。

  Public Sub 関数名

何度でも再利用するためには、様々な値を使えるようにする必要があります。その仕組みとして引数があります。これもFunction プロシージャと同様です。

ByVal を引数名の前に付けることで、本体プログラムの変数とは別にコピーされた値が、Sub 関数に渡されます。

引数はいくつでも指定でき、ひとつも指定しなくても大丈夫です。

  関数名(ByVal 引数1 As データ型, ByVal 引数2 As データ型, ....)

引数の無い場合には、次のような形式になります。

  関数名()

Public Sub サンプル

商品の価格から税込価格を計算し、税込価格を表示する関数を使ったプログラムを作成します。

ソースリストの枠内をクリックすると全選択できます。

Module Module1

    Sub Main()
        ' 変数の宣言
        Dim inStr As String
        Dim nedan As Integer = 0

        Console.WriteLine("/ 税込価格を計算するプログラム /")
        ' キーボードから商品価格を入力して、税込価格を求める
        Do
            Console.WriteLine()    ' 改行
            Console.WriteLine("* 商品価格を入力してください *")
            ' キーボードから入力
            inStr = Console.ReadLine()
            ' 入力した文字列を整数に変換
            nedan = Integer.Parse(inStr)
            If nedan > 0 Then
                ' 税込価格を関数を使って計算
                CalucZeikomi(nedan)
            Else
                ' 入力値が0以下なら入力を終了してLoopを抜ける
                Console.WriteLine("プログラム終了")
                Exit Do
            End If
        Loop
    End Sub

    '*************************************
    ' 機能：税込価格を計算して表示する関数
    ' 引数：商品価格
    ' 戻値：なし
    '******1*********2*********3*********4
    Public Sub CalucZeikomi(ByVal kakaku As Integer)
        Dim zeikomi As Double = 0

        ' 税込価格を計算
        zeikomi = kakaku * 1.05
        ' 税込価格を表示
        Console.WriteLine()              ' 改行
        Console.WriteLine("税込価格は")
        Console.WriteLine(zeikomi & "円です")
    End Sub

End Module

【注意】Sub Main()プロシージャも、Sub … End Sub の形をしていますが、Main()はプログラムの開始点を示す特殊なプロシージャです。