左側の空白文字をすべて削除
LTrim関数は、引数に指定した文字列の先頭つまり左側の空白文字をすべて削除した文字列を返します。
たとえば、" VB 入門" の左側に空白があります。この不要な空白をLTrim関数で除去します。LTrim(" VB 入門") を実行すると、"VB 入門" になります。
左側の空白文字列を削除するのみで、右側の空白文字列は削除しません。また、文字列中の空白文字列も削除しません。空白は半角(1バイト)、全角(2バイト)でもOKです。
右側の空白文字列のみ削除する場合は RTrim関数、左右(前後)の文字列をすべて削除する場合は、Trim関数を使います。
Dim inStr As String inStr = " Visual Basic" inStr = LTrim(inStr) ' inStr="Visual Basic" inStr = "Visual Basic " inStr = LTrim(inStr) ' inStr="Visual Basic " inStr = " Visual Basic " inStr = LTrim(inStr) ' inStr="Visual Basic "
LTrim関数を使ったサンプルプログラム
LTrim関数を使って、画面から入力した文字列の左側の空白を削除するプログラムを作成します。 "end" を入力するとプログラムが終了します。
ソースリストの枠内をクリックすると全選択できます。
Module Module1 Sub Main() ' 変数の宣言 Dim inStr As String = Nothing ' endを入力すると終了 Do Until inStr = "end" Console.WriteLine("*** end入力で終了 ***") Console.Write("前後に空白文字列を付け") Console.WriteLine("文字列を入力して下さい") ' キーボードから入力 inStr = Console.ReadLine() ' プログラム終了チェック If inStr = "end" Then Exit Do End If ' 入力した文字列から左側の空白のみを削除 inStr = LTrim(inStr) ' 結果を表示 Console.WriteLine("左側の空白削除") Console.WriteLine("[" & inStr & "]") Loop End Sub End Module